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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁など、貧困地域の環境・健康格差改善への研究所設置を助成

地球環境】 【掲載日】2016.06.14 【情報源】アメリカ/2016.05.25 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)とアメリカ国立衛生研究所(NIH)は、社会的に不利な条件下にある地域社会の環境状態に関する研究所を5大学に設置するため2550万ドル助成すると発表した。環境に起因する健康問題は、複数の汚染源にさらされた地域社会で起こる可能性が高く、こうした地域社会は貧困下にあり良質な医療を受ける機会が限られていることが多いという。助成対象の大学は、環境に起因する健康問題を軽減または防ぐため、生物的、化学的、環境的、遺伝的およびエピジェネティック、社会的な諸要因の間の関係に焦点を当てた学際的な研究を実施する。例えば、アリゾナ大学は「先住民族環境健康研究センター」を起ち上げ、先住民族の伝統的食料や水、大気、住居における化学汚染を調査し、環境衛生に関するリテラシー向上にも取り組むという。なお、今回の助成はEPAと国立マイノリティ健康・健康格差センターによる試験プログラムの成功を受け、規模を拡大したもの。

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