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環境ニュース[国内]

パナソニック、開発中の「グリーンエアコン」の実証実験を新橋駅前広場で開始

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2016.07.12 【情報源】企業/2016.07.06 発表

 パナソニックは、現在開発中の「グリーンエアコン」の実証実験を東京・港区とともに、8月1日に始める。グリーンエアコンは、オープンスペースの暑さを和らげることを目的に開発している。同区が公共空間として提供しているJR新橋駅前西口広場を使い、夏場の屋外空間での冷却性能や利用者の快適性の検証と、効果の確認を行う。

 実証実験は、都市部の気温が周辺の郊外と比べて高温を示す、夏のヒートアイランド対策の一環で取り組む。9月20日までを予定し、JR新橋駅前西口広場にグリーンエアコンを設置する。グリーンエアコンは極微細なドライ型ミスト(霧)を噴霧する機能を持ち、近づいてもぬれにくい微細なミストで蒸発冷却効果を発揮する。

 ミストで冷却する空間が自然の風で乱されることを防ぐエアカーテンを備え、人工葉材料で構成する日よけ部材を、日差しの角度に合わせて配置して効果的に日射を遮る。さらに路盤に保水性がある舗装用ブロックを使い、ミストの水分を保持して蒸発冷却効果を高める。これにより、照り返しを抑え、地面の温度上昇を軽減する。

 パナソニックはJR新橋駅前西口広場での実証実験を通じ、グリーンエアコンが公共空間で受け入れられるかを確認する。2018年度の商品化を目指し、自社のショールーム「パナソニックセンター東京」(東京・江東区有明)の屋外スペースでも、グリーンエアコンの耐久性などを検証する実証実験を8月26日から実施する。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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