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環境ニュース[海外]

FAO林業委員会第23回会合、生物多様性の主流化への連携を要請

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2016.08.29 【情報源】国連/2016.08.09 発表

 生物多様性条約(CBD)は、2016年7月18〜22日にイタリアのローマで開催された国連食糧農業機関FAO)の林業委員会第23回会合(COFO23)が、生物多様性の主流化に向け成果を上げたと報じた。成果の一つとして、COFO23ではFAOに対し、生物多様性条約第13回締約国会議(COP13)の準備を支援するためCBD事務局や森林部門の大臣と連携するよう要請することが決議された。COP13および2016年12月2〜17日にメキシコのカンクンで開催されるハイレベルセグメントでは、農業、漁業、林業、観光業における生物多様性の主流化が主な議題の1つとなり、部門別および部門間で連携した取組が必要とされているという。
またCOFO23では、森林政策が林業部門だけでなく、農業、水域管理、生物多様性、レクリエーション、気候変動への適応と緩和、持続可能な開発にも利益を生んでいる各国の事例を報告し、包括的で調整された土地利用管理の観点から様々な政策アジェンダを統合するための措置が取られていることを示した。対話セッションでは、森林の捉え方が変化していること、森林部門が他の政策アジェンダの推進にも中心的な役割を果たすことが確認された。

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