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環境ニュース[海外]

アメリカ海洋大気庁、海洋哺乳類の保護プログラムを助成

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2016.09.14 【情報源】アメリカ/2016.09.01 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、保護対象の海洋生物の保全と回復を促進するため海洋哺乳類の保護プログラム32件に合計約300万ドル助成すると発表した。助成対象のNGO、水族館、大学、沿岸部の州政府、地方自治体、部族社会は、陸地に打ち揚げられた海洋哺乳類の保護、施設の機能強化、海洋哺乳類の座礁や特異な死亡の科学的な原因調査を実施する。NOAAは、これらの活動で得られたデータによって海洋哺乳類の健康と沿岸生態系および地域社会の健全性との関係が明らかになるとしている。これら調査の結果は海洋哺乳類の有効な個体群保全プログラムを開発するためにも使われるという。

 また、助成金はNOAAの「近い将来に特に絶滅が危惧される種」に指定された海洋哺乳類の個体数回復にも利用される。NOAAは、この助成プログラムから2001年以降522件助成しており助成総額は4820万ドル以上に上る。助成対象機関は、マッチングファンドによってプログラムの効果を高めており、これまで1680万ドル以上追加しているという。【アメリカ海洋大気庁】

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