国連気候変動枠組条約、2016年の変革へのモメンタム気候変動賞の受賞者を発表

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.10.13 【情報源】国連／2016.09.29 発表

　国連気候変動枠組条約（UNFCCC）は、2016年の「変革へのモメンタム」気候変動賞の受賞者を発表した。同賞は気候変動に対処するために人類が実行できる革新的、拡張可能、反復可能な例を取り上げるもので、2016年は13のプロジェクトが受賞した。これらの受賞者は、変革へのモメンタムの3つの重点領域である、1）結果を生む女性主導の取組、2）気候に優しい投資のための資金動員、3）情報通信技術による解決策、のいずれかとの関連で評価された。受賞プロジェクトには以下などがある。
・アメリカで数百万人に屋根設置型太陽光発電システムの導入を促進するグーグル社主導のプロジェクト
・霧を水に変えモロッコのサハラ砂漠付近の人々に飲料水を提供するプロジェクト
・炭素汚染に価格を設定する北アメリカ初の税収中立型税制
・気候行動が女性のエンパワーメントに果たす利益を測定および経済的に評価する、初の女性に特化した基準を起ち上げたプロジェクト
　UNFCCCは、受賞プロジェクトは気候行動と持続可能な開発が全国規模の取組から地域社会の取組まで社会のあらゆるレベルで構築されていることを示しているとしている。【国連気候変動枠組条約】