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環境ニュース[海外]

フランス、インド洋南部に世界第4位の海洋保護区設置へ

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2016.11.21 【情報源】フランス/2016.11.03 発表

 フランス環境・エネルギー・海洋省(MEEM)は、ロワイヤル環境大臣がフランス領南方地域の国立自然保護区を拡大するデクレ(政令)に署名したと発表した。これにより、世界で4番目に広い海洋保護区が誕生する。同自然保護区はインド洋南部に位置し、クローゼー諸島、ケルゲレン諸島など陸域約7000q2、周辺の海域1万5700q2の、合わせて2万2700平方km2の面積を持つ。亜南極地域の貴重な動植物が生息し、世界でも特に豊かな生物多様性を擁するという。2016年10月に発表された同デクレ案によると、この保護区が60万q2に拡大される。最近制定された生物多様性・自然・景観回復法により、海洋自然保護区が排他的経済水域全体に広げることが可能になった。MEEMは、この拡大が南方海域、さらにはインド洋の食物網全体の基盤となる海洋生態系を守り、豊かな海洋自然遺産の保護に寄与するとしている。
 MEEMは同時に、クリッパートン島海洋保護区を設置する省令を「自然保護に関する全国評議会」に提出すること、マルティニーク自然海洋公園の設置に関し意見募集を開始することも併せて発表した。【フランス環境・エネルギー・海洋省】

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