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環境ニュース[海外]

フランスとCDP、企業の気候パフォーマンス評価方法開発の第2段階へ

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.11.25 【情報源】フランス/2016.11.11 発表

 フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)と国際非営利団体のCDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)は、企業の低炭素経済への移行戦略を評価する方法を開発する「ACT(低炭素移行の評価)」プロジェクトの第2段階を2016年のCOP22で開始する。ACTは両機関が2015年のCOP21で立ち上げた。COP22までの1年間は第1段階として、発電、自動車、小売りの3部門の国際企業20社の参加を得て、事業戦略への気候変動の取り込み方や温室効果ガス(GHG)排出削減方法についてのデータを分析し初期的なACT方法を開発、試験してきた。この結果は参加企業自身にも、また低排出の投資対象を求める投資家や気候政策決定者にも役立つ、企業の気候パフォーマンスの正確な評価となった。たとえばルノー社は、排出削減目標のACTによる量的評価が、同社の新たな低炭素戦略の策定に役立ったとしている。これらの成果を基に第2段階では様々な部門別の評価方法を2020年までに開発することを目指す。具体的には、3部門以外の部門や中小企業のための評価方法の開発、データ収集を自動化するコンピュータシステムの開発、ACTへの参加企業の拡大などを進めるという。【フランス環境エネルギー管理庁】

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