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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、気候目標達成には政策主導でエネルギー効率化を進める必要があると指摘

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.11.28 【情報源】国際機関/2016.11.14 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、パリ協定の気候目標を達成するには政策で主導するエネルギー効率化が重要な役割を担うと指摘した。IEAの分析では、エネルギー効率化による削減が、2050年までに必要な温室効果ガス排出削減の40%近くを占めるという。石油などの燃料の選択を左右するのは多くの場合価格だが、エネルギー効率の成否は根本的には政府の政策にかかっているという。例えば、世界の乗用車の燃費基準は2015年に一日当たり石油約230万バレルの節約に寄与した。これは、世界の石油供給の2.5%近くに相当するという。また、2015年には世界の最終エネルギー需要の30%は効率化を義務付ける政策の対象となり、2000年の11%から増加した。しかし、世界のエネルギー使用の大部分はエネルギー効率の要件が課せられておらず、建設中の建物におけるエネルギー消費の3分の2には効率化基準が適用されていない。IEAはエネルギー効率により重点を置いた政策的取組を進める必要があるとしている。【国際エネルギー機関

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