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環境ニュース[国内]

環境省、平成27年度海洋環境モニタリング調査結果をとりまとめ

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2016.12.01 【情報源】環境省/2016.12.01 発表

 環境省は、平成27年度海洋環境モニタリング調査結果について、すべての解析結果をとりまとめ公表した。この調査は、日本周辺海域の調査地点における水質・底質・海洋生物(生体濃度)の状況、生物群集、プラスチック類等について調査することにより、海洋環境の状況を把握することを目的としている。

 平成27年度の陸域起源の汚染を対象とした調査については、北海道南西部の噴火湾から南東の沖合に伸びるA測線において、底質調査、生物群集調査、プラスチック類等調査を実施。親潮域、黒潮域、東シナ海域及び日本海域の4海域において実施した生体濃度調査の結果は、全体的な傾向として過去の調査と同程度の値を示し、特段の汚染の進行は認められなかった。廃棄物等の海洋投入処分による汚染を対象とした調査については、静岡県下田沖の廃棄物(一般水底土砂)の排出海域において、水質調査、底質調査及び生物群集調査を実施し、投入処分による影響がないことを確認した。また、平成22年度調査で底質から高濃度の有機フッ素化合物が検出された大阪湾沖の測点にて、底質中の有機フッ素化合物に関する追跡調査を実施。これについては、平成25年度の有機フッ素化合物追加分析調査に引き続き、平成22年度に大阪湾沖の測点で検出されたような高濃度のPFOSは確認されなかった。【環境省】

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