一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

積水ハウス、ZEHを実現する高級分譲マンションを名古屋に開発、日本で初めて

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2016.12.06 【情報源】企業/2016.12.02 発表

 積水ハウスは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)を実現する高級分譲マンションを名古屋市千種区に開発する。ZEHの基準を達成する日本で初めての環境配慮型マンションという。断熱性能を高めると同時に、LED(発光ダイオード)照明、家庭用燃料電池「エネファーム」、太陽光発電システムなど、さまざまな環境設備を導入する。

 ZEHは、年間に消費する一次エネルギー量を省エネと創エネで正味ゼロにする住宅を意味する。規模が大きいマンションでは省エネ面でトップ水準にできても、創エネ面では戸数に対して相対的に屋根の面積が小さいことから、太陽光発電システムの搭載が難しく、ZEHの基準達成は困難とされていた。今回、3階建て12戸のマンションで基準を達成した。

 窓のアルミ・樹種複合サッシに、断熱性能の高いアルゴンガスを封入したLow-E複層ガラスを採用するとともに、高性能の断熱材を備える。これによって開口部の断熱性能を従来の2倍に高め、住戸単位の性能を1.3〜1.6倍にする。省エネ設備はLED照明のほかHEMS(住宅エネルギー管理システム)、高効率空調、高断熱浴槽、節湯水栓を導入する。

 太陽光発電は、出力計約50kWのシステムを屋上に設置する。1戸あたり平均4kWとなり、住戸ごとに連系する。これにエネファームでの発電・給湯を加えることで、全住戸でZEHを実現する。停電時も太陽光発電とエネファームの発電継続機能で電力供給を続ける。2017年夏に着工し、2019年春の完成を予定する。今後も可能な物件でZEHを推進する。【積水ハウス株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク