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環境ニュース[国内]

山口県、EVの中古バッテリー 家庭用蓄電池として再使用

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2016.12.09 【情報源】地方自治体/2016.10.17 発表

 山口県は、電気自動車(EV)の普及に伴い増加が見込まれるEVの中古バッテリーを、太陽光発電と連携した家庭用蓄電池として再使用し、有効性や省エネ効果などを検証する実証試験を開始した。
 実証期間は2016〜17年度の2年間。山口県産業技術センター内試験場(宇部市)では10月24日から実証試験を開始した。来年2月からは県立美祢青嶺高校(美祢市)大気測定局でも実施する予定だ。
 実証試験では、EVから中古バッテリーを取り出し、家庭用の蓄電池システムに搭載する。太陽光パネルで発電した電気を照明やエアコンなどに供給し、余剰分は蓄電池に充電する。
 山口県と山口大学、山口理科大学、EVのバッテリーのリサイクルなどを手掛けるフォーアールエナジー(横浜市)、太陽光発電システムの製造などを手掛ける長州産業(山口県山陽小野田市)、県産業技術センターによる産官学連携プロジェクトとして実施する。
 山口県は、エネルギーの地産地消地球温暖化対策の推進、廃棄物の3R(リデュースリユースリサイクル)の推進、資源循環型産業の振興につながると期待している。

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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