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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、フード・リカバリー・チャレンジの優秀機関を表彰

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2016.12.12 【情報源】アメリカ/2016.11.22 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、食品廃棄物を削減するフード・リカバリー・チャレンジの参加機関の中から、特に著しい成果を挙げた13機関を表彰した。2015年は800を超す政府機関、企業、機関(食料品店、教育機関、スポーツ・娯楽施設等)が同チャレンジに参加し、69万トン超の食品廃棄物の削減、乗用車約8万6000台分の年間CO2排出削減、最大3500万ドルの廃棄料金の節約につながったという。
 同国では食品廃棄に伴い膨大な経済・環境コストが発生している。年間およそ770億ポンドの食品が廃棄されており、一般廃棄物のうちで最も多く、その損失は年間約1616億ドル(平均的な家庭で1世帯あたり最大1500ドル)に相当。埋立地に含まれる食品廃棄物などの有機物は腐敗し、極めて有害な温室効果ガスであるメタンを発生させる。
 食品廃棄物削減のため、チャレンジの参加者は農産物直売所からの食品回収や、食品廃棄に関する高校のボランティアプログラム構築などに取組んでいる。アメリカは食品廃棄物を2030年までに半減させることを国家目標としており、チャレンジの受賞者、参加・支援者の取組はその目標達成を主導しているという。【アメリカ環境保護庁】

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