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環境ニュース[国内]

横河電機、中東子会社がUAEの発電・海水淡水化プラント向け制御システムを受注

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2017.01.20 【情報源】企業/2017.01.16 発表

 ヨコガワ・ミドルイースト・アンド・アフリカ(バーレーン)は、アラブ首長国連邦(UAE)を構成するシャルジャ首長国の発電・海水淡水化プラント向け制御システムを受注した。同社は横河電機の中東子会社だ。ボイラー、タービン、海水淡水化設備を統括して監視・制御する統合生産制御システム「CENTUM VP(センタム・ブイピー)」などを納入する。

 シャルジャ首長国の電力・水庁から受注した。同庁が所有・運営する「レイヤ発電・海水淡水化プラント」の第7、第8ユニットに関わる制御システムと周辺機器を更新する。各ユニットは発電容量7万5000kWの重油・ガスだき火力発電プラントと、1日約2万7000tの造水容量がある“多段フラッシュ方式”の海水淡水化プラントで構成する。

 多段フラッシュ方式は、減圧した蒸発器で海水を熱して蒸発させ、発生した蒸気を凝縮して淡水を得る仕組みで、蒸気が放出する熱も利用する。ヨコガワは、センタム・ブイピーのほか、安全計装システム「ProSafe-RS(プロセーフ・アールエス)」、差圧・圧力伝送器「DPharp EJA(ディーピーハープ・イージェーエー)」などの機器を納入する。

 排ガス連続監視システム、水質監視システムも手掛け、2017年9月までにエンジニアリングと据え付け・試運転支援を行う。ヨコガワにとってUAEの発電・海水淡水化プラント向け分散型制御システムの受注は初となる。中東は電力・水需要が急増し、発電・造水施設が重要インフラとして期待される。ヨコガワは今回を弾みに制御事業の拡大を図る。【横河電機株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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