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環境ニュース[海外]

国連気候変動枠組条約、2017年欧州グリーン都市ドイツのエッセンの取組を紹介

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2017.01.30 【情報源】国連/2017.01.11 発表

 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、欧州委員会が2017年の欧州グリーン都市に選んだドイツのエッセンが、鉱業による汚染の著しい都市からクリーンで環境に優しい都市へ移行した事例を報じた。エッセンでは19世紀初頭から大規模な石炭生産が行われ、ドイツで最も鉱業が盛んな都市の一つだった。石炭鉄鋼産業の衰退により1986年には最後の炭鉱が閉鎖され、その後サービスおよび金融都市への転換に成功したという。エッセンは緑の回廊の構築やエムシャー川の再自然化に取り組み、鋳鋼工場跡地には樹木やサイクリングロードから成るレクリエーション地区を開発した。CO2排出に関しては2020年までに1990年比で40%削減という目標を設定している。2011年時点で既に1990年比で29.5%の削減を達成しており、これはドイツ全体の平均削減率を上回っているという。背景には、国、州、地方の措置の組み合わせによって地域熱供給や再生可能エネルギー開発を推進し、灯油、褐炭、黒炭などの燃料使用を削減したことがある。【国連気候変動枠組条約

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