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環境ニュース[国内]

イオン、石川県小松市に「イオンモール新小松」開店、各種環境技術でCO2削減

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2017.02.21 【情報源】企業/2017.02.16 発表

 イオンは、石川県小松市に大型商業施設「イオンモール新小松」を3月24日に開店する。LED(発光ダイオード)照明や調光制御、柔軟な空調運転、換気ファンの風量制御など各種の環境技術で、CO2排出量を削減する。地元の建材も環境保全に生かす。地域の植生に沿った樹種の植栽を施し、「ふるさとの森づくり」植樹を3月12日に開催する。

 他のイオンモールと同様「人と環境に配慮したモール」を目指した。建物の共用部と外部サイン、核店舗のスーパー「イオンスタイル新小松」で照明を100%LEDにした。入居する各専門店も多くがLED器具を採用し、従来と比較して照明の消費電力を約40%削減する。モール内通路の照明は時間帯に合わせて照度設定し、消費電力を20%低減する。

 空調は滞留人数に応じて運転するシステムで省エネを図る。熱源に空冷式を導入して水資源を節約する。喫煙室には人感センサーを入れ、換気ファンの風量を自動で変更する。植栽は、常緑樹を中心に高木、中木、低木を立体的に配置して奥行きのある景観をつくった。ふるさとの森づくりでは、地元の約1000人が地域の樹木など1万本を植える。

 同県特産品の繊維生産時に出る廃棄物を材料にした、保水性に優れる舗装材をタクシー乗り場などに使用する。さらに県内で採取される保水性、通気性、保温性がある軽石を植栽の客土に使い、都市の気温が高くなるヒートアイランド現象を打ち水効果で抑える。イオンモール新小松は3階建てで約8万3000m2の延べ床面積があり、約160店舗が入る。
【イオン株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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