千葉県船橋市、仏「環境配慮型認証」取得　ふなばし森のシティ

【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2017.03.06 【情報源】地方自治体／2016.12.16 発表

　船橋市などが進めている環境配慮型のまちづくり「ふなばし森のシティ」（船橋市）が、フランス政府が推進する「エコカルティエ認証」（環境配慮型地区認証）を取得した。フランス国外の認証取得は初めて。
　仏政府の住宅・持続的居住省が推進する同認証は、行政、民間事業者、居住者による持続可能なまちづくりに関する模範的な事業に与えられる。2012年の創設以降、これまでに39プロジェクトが認証を受けている。
　「ふなばし森のシティ」は、東武アーバンパークライン・新船橋駅周辺の約11.2ヘクタールで、事業主は三菱商事と野村不動産。分譲マンション（1497戸）や戸建て住宅（42戸）、大型ショッピングセンター、スーパー、病院、子育て支援施設などを建設し、14年に全体が竣工した。
　「ふなばし森のシティ」は環境に配慮し、太陽光発電による電力と情報通信技術を組み合わせ、エネルギーマネジメントを行っている。また、太陽光発電と蓄電池により通常時はカーシェアリングを提供し、非常時には電気自動車を非常用電源として利用できる取り組みも行っている。