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住友電工、レドックスフロー電池を台湾電力総合研究所に納入、実証実験に活用

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2017.03.08 【情報源】企業/2017.03.03 発表

 住友電気工業は、蓄電池設備のレドックスフロー電池を台湾の公営電力会社、台湾電力の研究機関、台湾電力総合研究所(新北市)に納入し、2月に設置を終えた。同研究所が実施する各種の実証実験に活用される。住友電工が海外で電力系統に連系する本格的な蓄電システムとして、レドックスフロー電池を納入するのは初めてとなる。

 レドックスフロー電池は、バナジウムなどイオンの酸化還元反応を利用して充放電する。電極や電解液の劣化がほとんどなく寿命が長いうえ、常温で運転できることや不燃・難燃材料で構成することから火災の可能性が低く安全性が高い。電力系統用蓄電池に適している。住友電工は今回、出力125kW、容量750kWhの設備を納入・設置した。

 台湾電力総合研究所はレドックスフロー電池を活用し、再生可能エネルギー発電の出力平滑化やピークカット、電力コスト最小化、自立運転などの実証実験を行う。実証設備はレドックスフロー電池のほか、出力150kWの太陽光発電システム、同10kWの風力発電機、同50kWのディーゼル発電機で構成し、電力は研究所内の照明、空調に使う。

 台湾では太陽光、風力発電を中心に再生可能エネルギーの導入を積極的に進め、2025年の発電量比率を全体の20%に引き上げることを目標にする。台湾電力総合研究所はこれを受けて実証実験を実施し、レドックスフロー電池の採用を決めた。住友電工は台湾で海底電力ケーブルも受注していて、台湾の再生可能エネルギー拡大に協力する。
【住友電気工業株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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