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環境ニュース[国内]

NEC、スーパー向けソリューションをAI技術で強化、需要の予測で廃棄ロスを削減

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2017.03.08 【情報源】企業/2017.03.06 発表

 NECは、スーパーマーケット向けのソリューションを人工知能(AI)技術の活用で強化する。商品の需要を高い精度で予測して廃棄ロスを削減する仕組みと、顧客それぞれの好みを踏まえたマーケティングを可能にする計2種類のソリューションの販売を始める。スーパー「ライフ」と「クイーンズ伊勢丹」の店舗で、実証実験を行っている。

 商品需要予測ソリューションは、販売実績や廃棄数、気象予報、キャンペーン情報などさまざまなデータの相関関係をAIで分析する。混在するデータの関連性から多数の規則性を自動で発見し、店舗に毎日配送される食品(日配品)ごとの販売数を高精度に予測する。予測に基づいた発注で廃棄ロス削減、欠品防止、在庫適正化を実現する。

 クイーンズ伊勢丹の2店舗で日配品10分野約70品目の需要と、来店客数を予測する実証実験を2016年度後半に実施した。実験は経済産業省の小売業の生産性向上に関する事業の一環で取り組む。需要予測に基づいた発注のシミュレーション結果によって値下げのロスを最大30%削減し、従業員の見込みと同等以上の精度で来店客数が予測できた。

 マーケティングソリューション「NECマーケティング・セグメンテーション」は、顧客の基本的なプロフィルや購買履歴から、詳細なプロフィルや商品属性をAIで自動的に推定する。顧客一人一人に応じたきめ細かなマーケティングができ、分析期間やコストを大幅に削減する。ライフ店舗での2〜4月の実証実験で可能性を検証する。
【日本電気株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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