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環境ニュース[国内]

JR東日本・JFEエンジなど、食品廃棄物を再生可能エネルギーにする事業を開始

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2017.03.09 【情報源】企業/2017.03.07 発表

 JR東日本とJFEエンジニアリングなどは、食品廃棄物再生可能エネルギーにする事業を始める。JR東日本と100%子会社で清掃やリサイクルを手掛ける東日本環境アクセス、JFEエンジと100%子会社で資源化リサイクル産業廃棄物処理のJFE環境の4社で共同出資の新会社を設立した。食品リサイクル施設を造り、バイオガスで発電する。

 新会社「Jバイオフードリサイクル」は、資本金6000万円、出資比率はJR東日本と東日本環境アクセスが17%ずつ、JFEエンジが10%、JFE環境が56%となる。横浜市鶴見区に本社を置き、食品リサイクルバイオガス発電事業を展開する。食品リサイクル施設は同区に建設し、1日あたり最大80tの処理能力を持ち、定格出力1800kWの発電機を備える。

 発電には、食品廃棄物微生物で発酵処理する際に発生するバイオガスを利用する。年間で約1100万kWhの発電電力量を見込む。これは一般家庭3000世帯の年間使用電力量に相当する。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用して売電する。排熱の一部は施設で使う。5月に着工し、2018年8月の運転開始を予定する。

 食べられるにも関わらず捨てられる食品を指す食品ロスは国内で年間632万t発生し、社会問題にもなっている。JR東日本グループの駅ビルや商業施設の食品廃棄物は脂分、塩分、包装などの混入が多く、再生利用は飼料・肥料に限られていた。そのためJFEエンジとともに、食品廃棄物再生可能エネルギーに変える事業を始めることにした。
【東日本旅客鉄道株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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