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環境ニュース[海外]

カナダ、エリー湖のリン負荷削減への行動計画案を発表、意見公募を開始

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2017.03.24 【情報源】カナダ/2017.03.10 発表

 カナダ政府とオンタリオ州は共同でエリー湖のリン負荷削減のための行動計画案を公表し、意見公募を開始した。リンは生物に不可欠な栄養素だが、水域のリンが過剰になると人体、環境に有害な藻類ブルームの原因となる。カナダはアメリカとともに、過去40年以上に渡ってリン負荷の削減に努め、藻類ブルームの防止と湖の溶存酸素レベルの改善を図ってきた。70年代、80年代にはいったん水質は改善したが、その後気候の温暖化、湖の生態系や土地利用の変化により藻類ブルームが再度増加してきた。行動計画案はエリー湖におけるリンの40%削減を目標に、カナダ、オンタリオ州の両政府や自治体、先住民社会、農業や工業など産業部門がとる施策を示しており、カナダ・アメリカ五大湖水質協定(2012年)、および五大湖の水質および生態系の健全性に関するカナダ・オンタリオ州協定(2014年)の約束を実行するものとなっている。カナダ・アメリカ両国は同水質協定の下、それぞれの行動計画案を2018年2月までに最終決定するとしている。【カナダ環境・気候変動省】

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