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環境ニュース[国内]

日立製作所など、ポーランドでスマートグリッド実証事業、再生可能エネルギー拡大

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2017.03.23 【情報源】企業/2017.03.17 発表

 日立製作所は、日立化成、三井住友銀行(SMBC)と共に、ポーランドでスマートグリッド(次世代送電網)実証事業を実施する。再生可能エネルギーの導入拡大を後押しする。同国唯一の国営送電会社、ポーランド・パワーグリッドや北西部の配電会社、エネルガ・オペレータ、北西部の発電会社、エネルガ・ジェネレーションと事業を進める。

 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、ポーランドのエネルギー省とスマートグリッド実証事業に関する基本協定書を締結した。NEDOは近く日立、日立化成、SMBCと委託契約する。日立、日立化成、SMBCなどを委託先に2015年2月〜2016年11月に行った実証前調査の結果を踏まえ、新たに3年半の予定で実証事業を始める。

 日立は、ポーランド・パワーグリッド、エネルガ・オペレータ、エネルガ・ジェネレーションと送電線への過負荷防止のための系統安定化システムを実証する。日立化成は、エネルガ・ジェネレーションと風力発電に対応したリチウムイオン電池を搭載する蓄電システムを実証する。日立、日立化成、SMBCでビジネスモデルと普及の可能性を調べる。

 ポーランドは再生可能エネルギー比率を2020年に15%に引き上げる計画で、風力発電の大量導入を目指す。そのため電力系統への過負荷対策が必要になる。日本の先進的な系統安定化技術や制御技術などによって、設備投資の抑制と電力系統の安定化を同時に実現するシステムの構築を目指す。日立と日立化成は欧州地域への展開も検討する。
【株式会社日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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