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環境ニュース[国内]

大和ハウス、「東京ビル」が「LEED-EBOM認証」で最高ランク取得、住宅業界で日本初

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2017.04.01 【情報源】企業/2017.03.28 発表

 大和ハウス工業が東京・飯田橋に所有するオフィスビル「大和ハウス東京ビル」が、国際的な建築物の環境性能評価システム「LEED-EBOM(リード・イーボム)認証(既存建物)」で最高ランクのプラチナ認証を3月23日に取得した。プラチナ認証は住宅業界で日本初となる。同ビルは日本のLEED-EBOM認証取得建物の中で最大の規模がある。

 大和ハウス東京ビルは地上23階、地下2階建て高さ107.55mで、1999年5月に完成した本館と2001年12月にできた別館がある。延べ床面積は本館が4万7246.78m2、別館は1579.05m2となる。LEED認証のノウハウ蓄積と今後のニーズへの対応を狙いに、プラチナ認証の取得を目指すプロジェクトチームを2016年3月に立ち上げ、測定や計算を行った。

 LEED認証は米国グリーンビルディング協会が開発した。敷地選定、水資源の保全と節水、エネルギーと大気、材料と資源、室内環境、革新性、地域別重みづけの7つの評価項目の合計点で、4段階に格付けされる。世界160カ国以上で実施され、近年はアジア地域でも認証が広がっている。LEED-EBOM認証は既存ビルの運用・管理について評価する。

 認証で大和ハウス東京ビルは、午後8時退社の徹底や、毎月1回午後7時に一斉消灯するライトダウンデーなどによる使用電力量の削減実績に加え、トイレ洗浄水に調理場の排水を使う節水機能が特に高く評価された。各評価項目で国際基準に適合した運用管理を行っている点も認められた。今後も省エネ、省資源化に向けて改善を継続する。
【大和ハウス工業株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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