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環境ニュース[国内]

キリンビバレッジ、炭酸大型容器の仕様を変更し積載効率を向上、トラック台数削減

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.04.03 【情報源】企業/2017.03.28 発表

 キリンビバレッジは、容量1.5Lの炭酸大型容器の仕様を変更する。同社はキリンホールディングスのグループ企業、キリンが100%出資して、清涼飲料を手掛ける。仕様変更は、環境に配慮したパッケージ開発の一環だ。パレット(荷役台)への積載効率が向上し、出荷のトラック台数も削減できる。強炭酸の「キリンメッツ」を中心に3月下旬から順次導入する。

 仕様変更では、1.5L炭酸大型容器の胴の直径を92.5mmから3mm縮小して、89.5mmにした。それに伴う容量の減少分は肩部の形状の変更で確保した。高さは、陳列棚を考慮して現行の303.57mmを継続している。キリンメッツのコーラ、同グレープフルーツ、同レモン、同アップルと「キリンレモン」などの1.5LのPETボトルを対象にした。

 この仕様変更によって、1つのパレットに積載可能な1.5L炭酸大型容器を入れた箱の数が、現行の40箱(10面×4段)から60箱(15面×4段)に増え、積載効率が1.5倍向上する。加えて、炭酸大型容器の出荷に使うトラックの台数を減らすことができ、年間で約2割の削減が期待される。2016年の炭酸大型容器の出荷実績から算出した。

 キリンビバレッジは環境負荷を抑える施策や、環境活動に対する支援を積極的に展開している。今回1.5L炭酸大型容器の仕様変更によって、環境負荷低減につなげることにした。今後も環境への取り組みを強化する。キリングループは「CSV(社会と共有できる価値の創造)」として健康、地域社会、環境の3つの社会課題に取り組んでいる。
【キリンビバレッジ株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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