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環境ニュース[国内]

帝人、タイのグループ企業が教育機関と使用済みPETボトルのリサイクルを開始

環境学習 その他(環境学習)】 【掲載日】2017.04.05 【情報源】企業/2017.03.30 発表

 テイジン・ポリエステル(タイランド)=TPL=は、同国の一貫教育機関の小学部、アサンプション・カレッジ・プライマリー・セクション(ACP)とともに、使用済みPETボトルのリサイクル活動を4月1日に始めた。同社は帝人のタイにあるグループ企業で、ポリエステル繊維の製造・販売を手掛ける。ACPが回収してTPLがポリエステル繊維にリサイクルする。

 ACPは、TPLの負担で校内に使用済みPETボトルの回収ボックスを2台設置して児童や教師、従業員、来校者らに回収への協力を求める。TPLは、集められた使用済みPETボトルをポリエステル繊維にし、それを原料にTシャツを製造する。Tシャツは、ACPが自校で児童を対象に開催しているサッカークリニックで、参加する子供たちに無料で配布する。

 ACPのサッカークリニックは、サッカーを通じた教育推進を目的にする一般社団法人JDFAと共同で、2016年から開いている。JDFAはプロサッカーJリーグのガンバ大阪元キャプテンの木場昌雄さんが立ち上げ、東南アジアで活動している。TPLは2012年からJDFAに協賛し、サッカークリニックの会場で発生する使用済みPETボトルを回収している。

 TPLとACPはJDFAに協力することによるサッカーを通じた人材育成の強化と、子供たちへの環境教育促進を狙いに、共同で使用済みPETボトルのリサイクル活動を展開することにした。帝人グループは生産拠点としてタイを重視し、今回の取り組みを通して環境への取り組みを同国内に伝えるとともに、テイジンブランドの認知度向上につなげる。
【帝人株式会社、テイジン・ポリエステル】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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