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セイコーエプソン、「乾式オフィス製紙機」で「日本産業技術大賞」最高賞を受賞

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2017.04.11 【情報源】企業/2017.04.06 発表

 セイコーエプソンは、水を使わない「乾式オフィス製紙機『PaperLab(ペーパーラボ)』の開発」で「第46回日本産業技術大賞」の最高賞となる内閣総理大臣賞を受賞した。4月5日に表彰された。環境負荷の低減と独創的な仕組みづくりが評価された。使用済みの紙から新たな紙を生み出す独自技術でオフィスでのリサイクルを可能にした。

 ペーパーラボは、使用済みの紙を原料に文書情報を完全に抹消したうえで、新たな紙が生産できる。世界初という。一般的な製紙方法で必要とされる大量の水を使わないため給排水工事が要らず、オフィスのバックヤードなどに設置できる。新開発した繊維化、結合、成形のドライファイバーテクノロジー(乾式紙再生技術)を活用した。

 使用済みの紙を繊維に戻し、結合素材を使って強度や白色度を高め、結合した繊維を加圧・成型して新しい紙にする。加圧時に密度や厚み、形状をコントロールし、A4・A3サイズの紙や厚紙が生産できる。オフィス内で紙を生産することで紙の購入量が減り、紙の調達や使用済みの紙の処理に伴う輸送も減って、CO2排出量削減が可能になる。

 2016年12月に商品化し、3月末までに5台の導入を終えた。今後も導入を推進する。日本産業技術大賞は、1972年から日刊工業新聞社が毎年主催し、その年に実用化された革新的な大型産業設備・構造物や、先端技術の開発、実用化で成果をあげた企業・グループを表彰する。最高の総理大臣賞のほか文部科学大臣賞、審査委員会特別賞がある。
【セイコーエプソン株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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