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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、愛知県渥美半島の海岸で従業員らがアカウミガメの産卵地保全を実施

環境一般 CSR】 【掲載日】2017.04.12 【情報源】企業/2017.04.07 発表

 トヨタ自動車は、グループ各社で展開する環境保護「オールトヨタ グリーンウェーブプロジェクト」の一環として、3月25日にアカウミガメの産卵地保全を実施した。愛知県渥美半島の表浜海岸で、近くの田原工場(愛知県田原市)と本社地区の従業員、家族たちが参加した。5月から産卵に訪れるアカウミガメが安心して卵を産める環境を整備した。

 表浜海岸は、渥美半島先端の伊良湖岬から浜名湖まで約50kmの同半島南岸の太平洋に面した海岸を指す。絶滅危惧種に指定されているアカウミガメが産卵のために上陸することで知られる。長く伸びた砂浜と緑が豊富な丘陵が連なり、産卵にとって好条件がそろう。一方、近年では砂浜の浸食が進んだことから、生態系への影響が懸念される。

 トヨタは砂浜の保全を進めるNPOに賛同し、2011年から保全を続けている。砂利が見えるほど砂が飛散していた浜も、活動で砂が堆積した。今回は7回目となり、清掃と、2016年に始めたアシを使う「草方格(そうほうかく)」づくりを行った。草や枝を碁盤の目状に地中に差し込み、地表面の風速を抑えて砂の移動を止める技術を意味する。

 当日は190人が参加し、事前に採取した豊川水系のアシを折って束ね、ひもで縛る作業の後、砂浜に穴を掘って飛ばされないように埋め、計250m2の草方格を作成した。グリーンウェーブプロジェクトは2016年にトヨタのグループ企業23社で始めた自然共生活動で、トヨタとアイシン精機、デンソー、豊田自動織機、トヨタ紡織などが加盟している。
【トヨタ自動車株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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