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環境ニュース[国内]

ヤマト運輸、宅配便の新しい受け取り方の検証を神奈川県藤沢市で開始、EV使用

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.04.19 【情報源】企業/2017.04.16 発表

 ヤマト運輸は、宅配便の新しい受け取り方を検証するサービス「ロボネコヤマト」プロジェクトの実用実験を神奈川県藤沢市の一部エリアで4月17日に始めた。荷物の保管ボックスを車内に装備する専用の電気自動車(EV)を使用し、顧客が希望する時間帯に望む場所で受け取れるようにする。荷物の再配達で発生するCO2排出量の削減につながる。

 ディー・エヌ・エーと共に実施し、同社が開発する新たな道路交通や私有地向け移動サービスの技術を活用する。藤沢市の鵠沼海岸、辻堂東海岸、本鵠沼の各地域を対象に2018年3月31日まで行う。顧客が自ら車両から荷物を取り出す仕組みで、体験を通してサービスの受容性を調べ、要望を集める。2018年をめどに一部で自動運転を導入する。

 オンデマンド配送サービス「ロボネコデリバリー」は、配送時間を午前8時〜午後9時の間に10分刻みで選択できる。自宅以外の指定場所でも受け取れる。荷物の到着予定時刻の3分前には、スマートフォン(多機能携帯電話)などに自動音声で知らせる。車両到着後、顧客が暗証番号などで保管ボックスのロックを解除して受け取る。

 受け取り日時や場所はスマートフォンやタブレット(携帯情報端末)、パソコンで指定し、車両と待ち合わせる感覚となる。ドライバーは荷物の発送・受け取りには関与しない。ロボネコヤマトは併せて、地元約20店舗の商品をインターネット上で一括購入して運ぶ買物代行サービス「ロボネコストア」も展開する。商品はロボネコデリバリーで配送する。
【ヤマト運輸株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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