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環境ニュース[国内]

大阪府、下水処理場の消化ガス活用 民設民営でガス発電事業

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2017.05.11 【情報源】地方自治体/2017.03.17 発表

 大阪府と兵庫県が共同で設置している原田処理場(大阪府豊中市)で、下水処理の過程で発生するバイオガス(消化ガス)を活用した発電事業が始まった。
 発電事業者のJFEエンジニアリングとフソウに下水処理場で発生する消化ガスを売却する。発電で発生した熱は、消化タンクの加温に利用する。
 発電施設の出力は1000kW、年間発電電力量は約261万kWhを見込む。これは一般家庭約795世帯分の年間使用電力量に相当する。
 発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、電力会社に20年間売電する。
 市は、消化ガス売却料や土地使用料などの事業収入を施設の維持管理費に充てる。
 原田処理場では1997年から、下水汚泥から発生する消化ガスを利用して発電を行ってきた。今回、老朽化した設備の更新は行わず、民設民営によるガス発電事業を実施することにした。

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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