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環境ニュース[国内]

JR東日本、八王子支社が小淵沢駅を環境配慮型の駅に整備、太陽光発電などを導入

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.05.26 【情報源】企業/2017.05.18 発表

 JR東日本の八王子支社(東京都八王子市)は、中央線と小海線の小淵沢駅(山梨県北杜市)を環境配慮型の駅「エコステ」モデル駅に整備する。新しい駅舎を設け、太陽光発電設備や太陽熱利用給湯、LED照明などの環境技術を導入する。晴天の日照時間帯に駅で消費するエネルギーは、100%太陽エネルギーで賄う。新駅舎は7月3日に使用を始める。

 エコステはJR東日本が設置を進める環境配慮型の駅を指し、省エネ、創エネ、エコ実感、環境調和の4つの柱でさまざまな環境保全技術を取り入れる。小淵沢駅では省エネとして駅舎とホームの全ての照明をLEDにして、消費電力を抑える。創エネは太陽光発電設備と太陽熱利用給湯で、太陽光発電は駅舎屋上と中央線のホーム上部に取り付ける。

 太陽光発電で駅の消費電力を賄うとともに、太陽熱利用給湯を駅事務所に入れる。エコ実感では太陽熱暖房を採用し、温水をパネルヒーターと床暖房に流して待合室の暖房に活用する。コンコース・待合室には太陽光発電の発電量や使用電力量などが分かる表示モニターを設ける。駅舎屋上には富士山や八ヶ岳などが見られる展望デッキを設置する。

 環境調和として自然に調和した駅舎デザインを施す。南アルプスの山岳と清流の風景を取り込んで、ブラウン系を基調にしたデザインにした。外部・内部の一部には木材を利用した。沿線への植樹も計画している。駅舎は鉄骨2階建てで、建築面積は約665m2だ。使用開始前日の7月2日に新駅舎入口前で完工式を開く。併せて北杜市が駅前広場を整備する。
【東日本旅客鉄道株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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