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環境ニュース[国内]

日本政策投資銀行、オフィスビル「日比谷パークフロント」完成、樹木を豊富に配置 グリーンビル認証最高位も取得

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2017.06.05 【情報源】企業/2017.05.26 発表

 日本政策投資銀行(DBJ)のオフィスビル「日比谷パークフロント」が、5月31日に完成した。同社が不動産ファンド運営のケネディクス、東急不動産との共同事業として特定目的会社を通じて東京・内幸町に建設していた。「公園の中のオフィス」をコンセプトに樹木を豊富に配置した。省エネ設備も導入し、災害時の電力供給バックアップ機能も備える。

 日比谷パークフロントは地上21階、地下4階建てで、延べ床面積は6万7123.88m2。東京メトロ各線の霞ヶ関駅から徒歩3分、都営三田線内幸町から同5分に位置し、隣接ビルを通じて両駅に直結する。近接する日比谷公園の植物を調べて、100種類の植栽で緑化し、生物多様性を保全する。植栽エリアの案内板には森林保全活動での間伐材を使った。

 生物多様性を推進するビルとして「いきもの共生事業所(ABINC)認証」のオフィスビルや商業施設を対象にする「都市・SC版」を取得した。LED(発光ダイオード)照明や節水型トイレなどの省エネ設備と、入居テナント向けのエネルギー消費量「見える化」システムを導入している。これらでDBJの「グリーンビル認証」最高ランクを取得した。

 BCP(事業継続計画)では非常用発電機を装備し、専有部・共用部への72時間の電力供給を可能にした。テナント専用の発電機設置スペースも用意した。屋上には補助電源の太陽光発電システムを備える。約300人の一時滞留スペースを確保して、入居者や地域の安全性に配慮した。オフィスワーカーが快適に業務できるサービス・設備も充実させた。

【株式会社日本政策投資銀行】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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