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環境ニュース[国内]

岐阜県、2つの小水力発電が稼働 農業用水活用で地域振興

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2017.06.12 【情報源】地方自治体/2017.04.11 発表

 岐阜県が、揖斐川町に整備した2つの小水力発電所が稼働を始めた。どちらも農業用水をためたタンクから発電所までの落差を利用して水車を回し、発電する。2つ合わせた年間発電電力量は、一般家庭290世帯分の年間使用電力量に相当する計105.1万kWh。
 下辻南(しもつじみなみ)清流発電所は同町の小津地域に建設した。最大出力は64kW、年間発電電力量は33.5万kWh。二酸化炭素(CO2)排出削減効果は年間約186トンを見込む。総事業費は2億9500万円。
 諸家(もろか)清流発電所は同町の坂内地域に建設した。最大出力は190kW、年間発電電力量は71.6万kWh。CO2排出削減効果は年間約397トンを見込む。総事業費は4億900万円。
 どちらも岐阜県が事業主体で、発電所の管理・運営は揖斐川町が担う。事業費は両発電所とも県が75%、町が25%負担する。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、全量を電力会社に売電する。売電収益は、地元公民館や集会所の電気代、用水路の維持管理費などに充てる。
 
提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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