一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

国際再生可能エネルギー機関、再生可能エネルギーは世界で980万人を雇用と報告

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2017.06.12 【情報源】国際機関/2017.05.24 発表

 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、2016年の世界の再生可能エネルギー部門の雇用は980万人以上だったとする報告書を公表した。このうち大規模水力が150万人、それ以外の太陽光発電(PV)、風力、バイオ燃料等の雇用が830万人で、合計700万人少々だった2012年以降着実に伸びており、2030年には2400万人に達することも期待できるという。
 報告書によると、PVと風力を合わせた雇用者数がこの4年間で2倍以上に増えるなど、コスト低下と政策の効果で再生可能エネルギー部門の投資と雇用は大幅に増えた。雇用は、国別では364万人の中国を筆頭にブラジル、アメリカ、インド、日本、ドイツが大半を占め、種類別ではPV産業が最大の310万人を雇用している。また、世界の雇用の62%がアジアにあり、世界のPV組立センターとなったマレーシアとタイを中心に、雇用は引き続きこの地域へ移動しているという。アフリカでは、資源とインフラのある一部の国々では配電事業規模の大規模開発が増える一方、多くの国ではオフグリッドソーラーのような分散型再生可能エネルギーがエネルギー利用の普及と経済開発をもたらし、新たな雇用の機会も生まれているという。【国際再生可能エネルギー機関】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース