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環境ニュース[国内]

日本製紙、ノルウェーメーカーの液体用紙容器を日本に投入、PETから転換可能に

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2017.06.30 【情報源】企業/2017.06.23 発表

 日本製紙は、ノルウェーの液体食品向け紙容器メーカー、Elopakが世界展開するチルド(冷蔵)用の液体用紙容器を日本市場に投入する。ライセンス契約に基づいて日本製紙が生産・販売する。口栓が装着できる紙容器となり、PETボトルと同様の飲用シーンで普及を進める。環境への配慮でPETボトルから紙容器への転換が可能になる。

 日本に導入するチルド用の液体用紙容器は「Pure-Pak Diamond(ピュアパック・ダイヤモンド)」と「Pure-Pak Diamond Curve(カーブ)」だ。標準型の70mm角のカートン(箱)だけでなく、57mm角のミニカートンにも対応する。屋根部の前部を曲線にすることで大型口栓の装着も可能にした。PETボトルと同じように栓を閉めて保存できる。

 ElopakのPure-Pakシリーズは北欧の洗練されたデザインと機能を持ち、欧州で乳飲料、清涼飲料、機能性飲料など高付加価値製品を中心に5億枚以上の実績がある。日本製紙は2016年3月に「Pure-Pak Curve」「Pure-Pak Sense(センス)」と呼ぶチルド用液体紙容器の日本展開で同意し、既にキリンの果汁飲料のパックに採用されている。

 今回、57mm角のミニカートンに対応する新しい口栓付きチルド用液体用紙容器について、6月8日にライセンス契約を締結した。充てん機システムは、口栓の有無に関わらず同じラインが使用でき、新たな設備投資を抑えながら飲料のラインアップが広げられる。日本製紙はカートン、充てん機、メンテナンスを一体にしてシステムを販売する。
【日本製紙株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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