一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

東京都世田谷区、余った食品を常時受け付け 食品ロス削減へ回収増やす

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2017.07.06 【情報源】地方自治体/2017.04.27 発表

 東京都世田谷区は、家庭で余っている食品を回収し、福祉団体や施設などに提供する「フードドライブ」を区施設で常時受け付ける取り組みを始めた。従来は区のイベントなどで回収していたが、回収量を増やし、食品ロスの削減を目指す。
 区の推計によると、区内で未使用・未開封のまま廃棄される食品は年間約4500トンで、清掃車約3000台分に相当するという。区は、ごみのさらなる減量には食品ロスの削減が重要とみている。
 新たに2カ所のリサイクル施設(エコプラザ用賀、リサイクル千歳台)で常時回収を始めた。集まった食品は、区社会福祉協議会を通じて無料または低料金で子供たちに食事を提供する「子ども食堂」などに提供する。
 回収対象は、缶詰、インスタント・レトルト食品(冷蔵・冷凍食品を除く)、調味料、嗜好品、乾物、飲料(酒類を除く)、乳児用食品、健康食品、防災備蓄品など。未開封で、賞味期限が2カ月以上あること、包装や外装が破損していないことが条件になる。
 保坂展人区長は「(家庭で眠っている食品)提供の機会を広げるとともに、食品ロスの実態をPRし、区内での食品の循環を目指したい」と話している。

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース