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環境ニュース[国内]

川崎市、国際戦略拠点にホテルを開業 使用済みプラ由来の水素利用

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2017.07.10 【情報源】地方自治体/2017.05.16 発表

 国家戦略特区に指定されている川崎市の殿町国際戦略拠点「キングスカイフロント」に、東急ホテルズ(東京)が2018年春にホテルを開業する。燃料電池のエネルギー源として、ホテルでは世界初となる使用済みプラスチック由来の水素を利用する。
 キングスカイフロントは、多摩川を挟んで羽田空港の対岸に位置し、川崎市と大和ハウス工業が国際戦略拠点として開発を進めている。ホテルは東急ホテルズが運営する「東急REIホテル」。5階建てで敷地面積は約9200m2、延べ床面積は約7530m2。客室は約200室。
 昭和電工川崎事業所(川崎市)でつくられる使用済みプラスチック由来の水素をパイプラインで直接供給し、燃料電池を使ってホテルのエネルギーとして利用する。ホテル全体で使用する電気や熱エネルギーの約30%をまかなう。環境省「地域連携・低炭素水素技術実証事業」の枠組みを活用する。
 ホテルが開業する区域の土地は大和ハウスが取得し、研究棟5棟を建設するほか、ホテルやコンビニエンスストアなどの整備を進める。ホテルの建物自体は芙蓉総合リースが所有し、東急ホテルズに賃借する。

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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