東京ガスや三菱商事などが開発するマンション、全戸に「エネファーム」採用

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.07.07 【情報源】企業／2017.07.04 発表

　東京ガスが販売しているマンション向け家庭用燃料電池「エネファーム」が、横浜市青葉区のマンション「ドレッセWISEたまプラーザ」の全278戸に採用された。同マンションは、三菱商事や、三菱地所グループで住宅分譲事業を手掛ける三菱地所レジデンス、東京急行電鉄などが開発を手掛ける。8月には「ネットワーク接続サービス」機能も提供開始する。

　導入されるマンション向けエネファームは、停電時発電継続機能を内蔵する。停電が起きた際にエネファームが発電していると、500W以下の電力が最長約4日間利用でき、給湯や床暖房も使える。加えてIoT（モノのインターネット）への対応でインターネットに接続する仕様にしたことで、ネットワーク接続サービスの利用が可能になる。

　ネットワーク接続サービスはスマートフォン（多機能携帯電話）の専用アプリ「エネパ」を使う。外出先から風呂や床暖房、発電のオン・オフの操作などができ、エネファームの発電状態や、計測した電気やガス、湯の使用量、光熱費がグラフで把握可能になる。東京ガスで初めて、エネパ対応のマンション向けエネファームが採用された。

　ドレッセWISEたまプラーザは東急田園都市線のたまプラーザ駅から徒歩4分に位置する。A、B、Cの3棟で構成し、AとCは地上10階・地下1階、Bは地上9階・地下1階建てだ。2018年7月下旬の完成、9月下旬の引き渡しを予定する。「ドレッセWISE」は持続性の高さをコンセプトにした新しいマンションブランドで、これが第1号になる。
【東京ガス株式会社】