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環境ニュース[海外]

世界気象機関、テヘランで開催される砂塵嵐に関する国際会議を支援

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.07.20 【情報源】国連/2017.07.03 発表

 世界気象機関(WMO)は、砂塵嵐問題に関する知見の共有、回復力向上、地域連携や国際連携の促進を目的とする国際会議を支援した。会議は2017年7月にテヘランで開催され、砂塵嵐に関し、関心のある国々が関係国際機関と連携して行う政策対話の推進や、対応のためのプラットフォームの起ち上げなどに合意した。
 砂塵嵐は、砂漠上空の極めて高温の大気がその下の空気を不安定にすることで強風が発生し、巻き上げた大量の砂を数百〜数千マイル先まで移動させるもの。土地の劣化、砂漠化気候変動が問題を悪化させており、北アフリカ、アラビア半島、中央アジア、中国などの乾燥・半乾燥地帯が最大の被害を被っている。砂塵嵐は健康、農業、航空サービスを中心とする輸送部門に影響を及ぼす。気候変動によって干ばつの頻度が増すとともに砂塵嵐も増える可能性があるという。
 WMOは、2007年に砂塵嵐警戒評価システムと気象予報センター網を設けた。現在も、引き続き砂塵嵐の予測精度向上のためのデータや観測結果、ノウハウの交流促進に取り組んでいる。【世界気象機関

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