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環境ニュース[国内]

富士電機・住友電工・横河電機、関西電力などとバーチャルパワープラント実証事業

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2017.07.20 【情報源】企業/2017.07.14 発表

 富士電機、住友電気工業、横河電機は、関西電力、日本ユニシスとともに、バーチャルパワープラント(仮想発電所)の構築実証事業を、7月14日に本格的に始めた。経済産業省資源エネルギー庁の2017年度の補助事業に採択され、事業化を見据えた技術検証を行う。2016年度に続いての実施で、機能を拡張しながら実際のフィールドでテストをする。

 バーチャルパワープラントは、電力系統に点在する顧客の機器を一括制御し、各設備から捻出できる電力需給調整力を活用して、1つの発電所のように機能させる仕組みだ。2016年度はアグリゲーターがエネルギー資源を制御するのに必要なシステムを構築した。アグリゲーターは需要家の削減量を束ねた電力量で対価を得る事業者を指す。

 2017年度は、関西地区を中心に2018年2月28日まで実証事業を行う。大型蓄電池、電気自動車自然冷媒ヒートポンプ給湯機「エコキュート」や、バーチャルパワープラントに対応させる機器を設置し、サービスを念頭に通信・制御のテストを実施する。併せて、共同実証企業のサーバーを連携させ、幅広いエネルギー資源を制御するシステムを構築する。

 加えて、数万台の家庭用蓄電池群を監視制御するシステムの仕様や、蓄電池の劣化度を把握する計測・解析手法を検討する。各社は実証事業を通じて、エネルギー資源の統合制御に必要なシステムの構築や、一括制御できる技術の確立を目指す。これにより、新たなエネルギー管理の実現と、エネルギー利用の最適化や再生可能エネルギーの拡大につなげる。
 
【富士電機株式会社、住友電気工業株式会社、横河電機株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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