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環境ニュース[国内]

パナソニック、オープン空間の暑さを和らげる「グリーンエアコン」の実証実験を開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.07.25 【情報源】企業/2017.07.21 発表

 パナソニックは、都市部の気温が郊外より高温になるヒートアイランド対策として開発中の装置「グリーンエアコン」の実証実験を神奈川県藤沢市のスマートタウン(環境配慮型の街)「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」で8月1日に始める。オープンな空間の暑さを和らげる効果を検証して、2018年度末の商品化を目指す。

 Fujisawaサスティナブル・スマートタウンは、パナソニックをはじめとした各企業と藤沢市がパナソニックの工場跡地で進める街づくりの共同プロジェクトだ。実証実験は街区内の公園や、コミュニティーバス利用者などの一時待機場所を想定し、9月30日まで実施する。グリーンエアコンはドライ型ミスト(霧)を噴霧して冷却する。

 バス停や休憩所などに利用される積水樹脂のシェルターにグリーンエアコンを搭載し、歩行者がとどまる屋外空間での冷却性能や快適性を確認する。ドライ型ミストは極微細でぬれにくく冷却性が高い。冷却空間を保持するトルネード(竜巻)型エアカーテンがあり、シェルターに流れ込む自然風に対して冷却空間が乱されることを抑える。

 シェルターは、耐候性が高い防風パネルや屋根構造で美観を長期間維持しながら、グリーンエアコンの効果を高める。保水性舗装となり、水分保持と蒸発でバス停内の路面温度の上昇も抑制する。パナソニックは実証実験を通じ、グリーンエアコンとシェルターの組み合わせによる暑熱軽減効果や、利用者に受け入れられる可能性を調べる。

【パナソニック株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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