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環境ニュース[国内]

アメリカ環境保護庁、カリフォルニア州の水域で魚の組織に含まれる水銀の上限設定を承認

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2017.08.03 【情報源】/2017.07.18 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、カリフォルニア州の水域における水銀のための新たな水質基準を承認した。この新基準は、魚の組織に含まれる水銀濃度に上限を設け、魚類を消費する人間や野生生物の健康を守る。同州では、ゴールドラッシュ時代の採鉱から数百万ポンドの水銀が水域に放出されている。今回の基準承認は、魚類の消費を介した水銀曝露を制限するための重要な一歩になるという。魚肉組織の水銀濃度に的を当てることで、健康や環境への直接的な好影響が期待されている。基準は、部族社会の非商業漁業、一般の非商業漁業、餌魚、遊漁、保護対象のコアジサシが通常捕食する魚類の魚肉組織を対象とする5つから成る。新基準によって、サケ、バス、チョウザメ、マスなど遊漁で一般的な魚類に含まれる水銀から市民を守り、情報を提供できるという。新基準は、サンフランシスコ湾および三角州、クリア湖などの場所固有の目標が既に存在する水域を除き、同州の内陸表層水、内湾、入り江に適用される。【アメリカ環境保護庁】

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