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環境ニュース[国内]

エコスタイル、福井県小浜市の廃棄物処分場跡地での太陽光発電事業で協定を締結

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2017.07.31 【情報源】企業/2017.07.24 発表

 太陽光発電を中心に再生可能エネルギー関連事業を手掛けるエコスタイルは、福井県小浜市の市有地の廃棄物最終処分場跡地で計画している太陽光発電事業に関し、同市と協定を7月29日に結ぶ。発電所を起点にした災害時の減災と環境教育での協定となる。発電所「エコスタイル仏谷太陽光発電所」は、10月の運転開始を予定する。

 エコスタイル仏谷太陽光発電所は649kWの出力があり、面積1万832m2の土地を小浜市から賃借した。事業期間の20年間で1288万2610kWhの発電量を予想する。発電電力の買い取り価格は1kWhあたり24円となり、約3億円の売電収入を見込む。廃棄物最終処分場の管理棟を改修し、停電時に給電ステーションとして電力供給できるようにした。

 ポータブル蓄電池を常設して貸与し、停電時の夜間でも生活インフラの確保に最低限必要な電力を確保する。在宅医療機器にも電気供給が可能になり、福祉での活用も期待される。管理棟には、小・中学生向けに環境授業ができるようにパネルを設け、環境教育の拠点にする。パネルでは太陽光発電システムの仕組みなどを解説している。

 エコスタイル仏谷太陽光発電所の土地は1986〜2008年の23年間、一般廃棄物最終処分場が稼働していた。廃棄物が埋め立てられているため、小浜市は跡地の活用に悩んでいた。この地区は災害で道路が分断されて孤立したこともあり、非常時の対策も求められた。エコスタイルは市と協働し、発電所を生かした減災と環境教育を進める。

【株式会社エコスタイル】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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