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環境ニュース[国内]

FLOWプロジェクト、徒歩・自転車の優先措置は渋滞を緩和すると実例集で報告

大気環境 交通問題】 【掲載日】2017.08.22 【情報源】/2017.08.08 発表

 ヴッパタール気候・環境・エネルギー研究所などの研究機関や自治体、大学などがEUの助成を受けて実施しているFLOWプロジェクトは、交通手段としての徒歩と自転車利用が渋滞に及ぼす影響を調査し、その結果を15項目の実例集としてまとめた。交通渋滞は大気汚染や輸送効率低下をもたらすが、その解決策となりうる徒歩や自転車を推進する手段(例えば車両レーンを減らして歩行者や自転車用の道路に転換する等)については、自治体の政策決定者の半分近くが交通渋滞の悪化を懸念して検討しないという。しかしこのほど発表されたFLOWの調査結果によると、実際にはこうした措置が徒歩・自転車の利用条件を改善するだけでなく、渋滞緩和にも役立つことが判明した。たとえば、パートナー都市のリスボンの例では、歩行者が道路を横断する距離を短縮するため、交差点の形状を変更して自動車用道路を縮小したところ、歩行者の安全性が高まり、渋滞は悪化しなかったという。【ヴッパタール気候・環境・エネルギー研究所】

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