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環境ニュース[国内]

日本製紙、西表島の国有林で外来植物の駆除など森林保全活動を実施、協定締結

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2017.08.31 【情報源】企業/2017.08.09 発表

 日本製紙は、沖縄県西表島の国有林で外来植物の駆除などの森林保全活動を実施する。林野庁の九州森林管理局沖縄森林管理署と8月8日に協定を結んだ。同島の自然と伝統文化の保護・継承を手掛けているNPO「西表島エコツーリズム協会」と協働で展開する。同協会とも同日、協働活動に関する協定を締結した。

 森林保全は西表島の面積約9haの国有林を対象にする。林野庁との協定は同庁が制定した「協定締結による国民参加の森林づくり」に基づく。西表島エコツーリズム協会は西表島で森林保全を進めるパートナーとなる。同協会は1996年から活動している。日本製紙は以前、西表島の国有地で森林経営を行っていた。

 西表島は、日本最大のマングローブ林や亜熱帯性の広葉樹などで構成する森林が広がっている。国の特別天然記念物イリオモテヤマネコをはじめ、貴重な野生動植物が生育・生息しているものの、多くの外来植物が広い範囲に侵入していることが確認され、地域の生態系生物多様性への影響が心配されている。

 そのため日本製紙は、西表島エコツーリズム協会と協働して森林保全を始めることにした。国内各地での長年の社有林経営や、公益財団法人日本野鳥の会と北海道の社有林で推進する、絶滅危惧種シマフクロウ保護などの経験を生かす。木を使用した各種製品・サービスを提供する企業として森林保全に取り組む。
 
【日本製紙株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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