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環境ニュース[国内]

神奈川県、風力発電由来の水素を供給 燃料電池フォークリフトへ

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2017.09.06 【情報源】地方自治体/2017.07.12 発表

 神奈川県とトヨタ自動車などは、県内の京浜臨海部で産業向け水素供給網の実証事業を本格的に開始した。風力発電の電力で水素を製造して近隣の工場や物流施設などに運び、燃料電池を搭載したフォークリフトの燃料として使用する。工場などで排出される二酸化炭素(CO2)の大幅な削減につなげる。
 実証事業では、横浜市が運営する風力発電施設「ハマウィング」の敷地内に水素の製造装置や貯蔵・圧縮装置などを整備。風力発電の電力を利用して水素を製造し、2台の水素充填車でキリンビール横浜工場や中央卸売市場など4カ所に運び、計12台ある燃料電池フォークリフトの燃料として使う。
 実証事業には、神奈川県やトヨタのほか、豊田自動織機、トヨタタービンアンドシステム、岩谷産業、東芝、日本環境技研、横浜市、川崎市が参加。昨年11月から試験的に行われ、このほど必要な設備がそろった。2018年度までに事業化の可能性とコスト低減の方法を探っていく。

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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