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環境ニュース[国内]

三菱電機、ルームエアコンの新商品発売、AIで体感温度を予測して省エネ性を向上

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2017.09.04 【情報源】企業/2017.08.22 発表

 三菱電機は、ルームエアコン「霧ヶ峰」の新商品を発売する。世界で初めて人工知能(AI)で少し先の暑さ・寒さの体感温度を予測する赤外線センサー「ムーブアイmirA.I.(ミライ)」を搭載し、省エネ性と快適性を向上させる。放射熱や日射熱など部屋の温度状況を360度測定し、部屋にいる人の体感温度データを取得して分析・予測する。

 ムーブアイmirA.I.は新開発のAI技術を活用した赤外線センサーで、人の現在の体感温度データを取得した後、そのデータを時系列に分析することで、住まいによって異なる室温に影響する住宅性能を判定する。加えて、外気温や日射熱が体感温度に与える影響を分析して少し先の体感温度を予測する。分析と予測を先回りして運転に反映させる。

 「先読み運転」として、暑い・寒いと感じる体感温度の変化を減らして快適性を高めながら省エネを図る。分析結果は継続して更新する。予測の精度は分析するごとに向上する。先読み運転は冬の場合、外気温の低下や日射熱の影響を検知して少し先の快感温度を予測し、人が寒いと感じる前に暖房を強めて快適性を持続させる。

 夏は体感温度に基づいて冷房と送風運転を自動で切り替え、定格能力6.3kWクラスだと最小17Wの電力で運転する。人の温度変化は手先、足先まで0.1℃単位で測定し、体格や姿勢などに合わせて気流の角度や風量を調節する。「FZシリーズ」6機種と「Zシリーズ」12機種を展開する。FZは11月1日に販売を始め、Zは12月中旬から順次発売する。【三菱電機株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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