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環境ニュース[国内]

富士電機、太陽光発電用パワーコンディショナーの新製品を発売、小型・軽量化を実現

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2017.09.04 【情報源】企業/2017.08.28 発表

 富士電機は、太陽光発電システム用パワーコンディショナー(電流変換器)の新製品「PVI1000BJ-3/1000[DC1000V(1000kVA)]」を8月28日に発売した。屋外自立型となり、従来のモデルを小型・軽量化した。運搬をしやすくするとともに、設置のためのスペースを削減する。国内に加えて東南アジアを中心とした海外でも展開する。

 パワーコンディショナーは、発電した直流電力を交流電力に変換して、電気機器で利用できるようにする役割を持つ。富士電機のパワーコンディショナーは自社のパワー半導体を適用し、業界最高水準の変換効率98%を実現している。屋外自立型で空調が要らない構造のため、収納する建屋とエアコンの必要がなくトータルコストが低減できる。

 新製品はこれまでの性能・品質を維持しながら、小型・軽量にして課題を解決する。国内の大規模太陽光発電所(メガソーラー)は、発電電力買い取り価格の引き下げや法改正による設備の定期的なメンテナンスの義務化から、変換効率とコスト抑制が求められている。さらに、未着工案件は丘陵地の斜面など設備の搬入・設置が困難な場所が多い。

 新製品は部品と設計を見直し、旧モデルと比べ80%の小型化と75%の軽量化を図った。10tトラックが必要だった運搬が4tトラックで可能になり、設置スペースも削減する。サイズは幅2000mm、奥行き950mm、高さ1940mm、重さは2000kgとなる。1000Vの入力電圧と1000kVAの定格出力容量がある。出力電圧は270Vから380Vに高めた。【富士電機株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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