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環境ニュース[国内]

キリン、地震復興支援で「阿蘇エリア草原再生プロジェクト」に2550万円を助成

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2017.09.04 【情報源】企業/2017.08.28 発表

 キリンホールディングスのグループ企業で国内の総合飲料事業を管理するキリンは、2016年4月に起きた熊本地震の復興支援で「『世界文化遺産』を目指す阿蘇エリア草原再生プロジェクト」に2550万円を助成する。公益財団法人日本財団の協力で実施する。阿蘇地域の草原景観についての理解向上や普及啓発を図るために使われる。

 阿蘇の草原・森林・農地を後世に引き継ぐ活動を手掛けている公益財団法人の阿蘇グリーンストックへの支援金となる。キリンは同団体を通じて2月に、家畜の放牧や牧草を採取するための草原を意味する牧野(ぼくや)を管理する3つの牧野組合に150万円ずつ計450万円を支援している。今回を加えて助成金額は計3000万円に及ぶ。

 世界文化遺産を目指す阿蘇エリア草原再生プロジェクトは、熊本地震で野焼きの再開・継続が困難になっている牧野に対し、牧野道の復旧などによって野焼きの再開を支援するとともに、畜産と草原景観の関係や草原景観の意義など、阿蘇の草原景観に関する活動となる。キリンの助成は、こうした取り組みに生かされることになる。

 今回の助成は熊本県、日本財団と2016年12月に締結した「『復興応援キリン絆プロジェクト』熊本支援」の包括支援協定に基づく「地域の活性化支援」の一環として実施する。県の復旧・復興プランとも連携して企業、行政、公益財団法人が一体になり、強みを合わせて補完し合い、包括的できめ細やかな支援の実現を目指している。【キリン株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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