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環境ニュース[国内]

イギリス、密猟につながる象牙の取引を禁じる計画を公表

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2017.10.23 【情報源】/2017.10.06 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、ゾウの密猟につながる象牙の取引を禁じる計画を公表した。現行規則では未加工の象牙取引は禁じられているが、1947年3月3日以降に生産した加工象牙製品は証明書とともに販売可能で、それ以前に生産した加工象牙製品は規制していない。今回の計画は規制を大幅に強化するものとなる。ただし、楽器や一部しか象牙を使用していない製品、歴史、芸術、文化的に重要な製品、博物館による取引という密猟に寄与しない象牙取引については規制の免除を検討しており、今後12週間の意見公募を通じて免除の定義をゾウの保護活動家や芸術骨董部門などと協議する。
 イギリスはアフリカ諸国の対密猟特殊部隊の訓練を実施し、国境局に密猟に由来する象牙を識別する専門知識を提供するなど、国内外で密猟と象牙違法取引の撲滅に取り組んでいる。2018年10月には、イギリスは野生生物違法取引に関する第4回国際会議を主催する予定となっている。【イギリス環境・食糧・農業地域省】

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