世界気象機関など、アラブ地域の気候変動に関する会議を開催

　世界気象機関（WMO）などは、2017年9月26～28日にレバノンのベイルートでアラブ地域の気候変動評価と適応に関する閣僚会議を開催した。会議はWMOを含む11の協力機関による「アラブ地域における水資源と社会経済的脆弱性への気候変動の影響評価のための地域イニシアティブ（RICCAR）」の枠組みで開催され、環境部門、極端な気候現象、災害リスク軽減、気候変動への適応に関する地域固有の事例研究について協議および情報交換を行った。また、会議ではアラブ地域気候変動評価報告書が公表された。この報告書は気候変動がアラブ地域の水資源、社会経済および環境脆弱性へ及ぼす影響を総合的に評価した初の地域評価となり、気候水文学的モデルによる2100年までの予測を示している。2017年9月29日にはアラブ気候予報フォーラム（ArabCOF）の技術科学委員会の初会合が開催され、ArabCOFの初期段階では季節予報に重点を置くことなどに合意した。【世界気象機関】

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プレスリリース

https://public.wmo.int/en/media/news/climate-change-assessment-and-adaptation-arab-region