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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、グループの環境保護で愛知県豊田市の河川敷で竹林整備活動実施

環境一般 CSR】 【掲載日】2017.10.26 【情報源】企業/2017.10.20 発表

 トヨタ自動車は、トヨタグループ企業各社で展開する環境保護「オールトヨタ グリーンウェーブプロジェクト」の一環として、愛知県豊田市の矢作川河川敷の久澄橋付近で竹林の整備活動を10月14日に実施した。これまで行った森林整備や河口清掃に加えて河川を対象にした。森、川、海といった河川域で生物保全をつなぐ新たな取り組みとなる。

 生き物が住みやすい環境をつくると同時に、河川敷が見える風景を50年ぶりに取り戻すことを目的にした。矢作川の河畔林域にはオシドリ、カワセミなどの鳥類や、絶滅が危惧されるオオムラサキメダカなど多様な生き物が生息していた。護岸のために植えた竹が使われなくなって密生化して河川敷を覆い、生き物が住みにくくなっていた。

 竹林を伐採すると山風が流れ込み、都市部の気温が郊外より高くなるヒートアイランドも軽減できる。生物多様性の保全、気温の軽減、景観の整備、河川敷の防災への貢献と、さまざまな効果が見込まれる。当日はトヨタとグループ企業各社から175人が参加し、3人1組で切る係・支える係・運ぶ係になり、約2時間かけて竹の伐採と運搬を行った。

 1.2kmにわたって放置された20万本の密生竹林で川面も見えない状態だったが、伐採ですっきりした。参加者は身近な場所の環境保全を通し、自然と生きる大切さを実感していた。グリーンウェーブプロジェクトはグループ23社で2016年に始めた自然共生活動で、トヨタとアイシン精機、デンソー、豊田自動織機、トヨタ紡織などが加盟する。
【トヨタ自動車株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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